

ブレッツェルはドイツのパンです。
生地をひも状にし、腕を組んだように結び合わせるなど独特に成形したもので、ラウゲンブレッ
ツェルとも呼ばれています。
個性的な形はパン屋の看板に採用されており、朝食にもサンドイッチにもビールのお供にも食
べられる、ドイツではとても身近なパンです。
小麦粉とイーストを原料としており、きれいな茶色を出すために、焼く前にアルカリ液(ラウゲン
液)でゆでるのが特徴で、苛性ソーダ(水酸化ナトリウム)が使われますが、重曹(炭酸水素ナ
トリウム)でも代用できます。焼き上げる前には岩塩をまぶします。
ブレッツェル(Brezel)は英語ではプレッツェル(Pretzel)と呼ばれ、柔らかく大きく焼いたものと
小さく固く焼いたものが存在しますが、大きく柔らかいものがドイツの伝統的なパンになります。
ヨーロッパでは大きく柔らかいものが主流で、固い菓子タイプのものはあまり一般的ではありま
せん。
北米・カナダなどでは、固く焼いたスナックタイプのものが主流で、棒状になったものなども手
軽に手に入ります。
ブレッツェルの独特な形の由来は、さまざまな説があり、定かではありません。死刑囚のパン
屋が「太陽が三度輝くパン」を考案したとか、キリストの三位一体を表しているとか、ピラミッド
を模しているとか、ケルトの文様だとか。
しかし、「ブレッツェル」という名は、ラテン語で「組み合わせた腕」という意味の「ブラキアテルム
」に由来していると言われています。
きっと誰もがその由来を腕組して考えたくなる哲学の国ドイツのパンなのです。
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