

ライ麦パンは、ライ麦で作ったパンのことで、小麦のパンに比べ黒いので黒パンとも呼ばれま
す。主にライ麦の産地であるロシア・東欧・北欧・ドイツなどで食べられています。
小麦のパンに比べ、密度が濃く、ずっしり重く、噛み切るのに一苦労するほど硬いのが特徴で
す。
小麦と違い、グルテンが少なく生地が伸びにくく、また膨張しにくいので、細かい細工が難しい
ため、大抵のライ麦パンが円形や楕円形のごく単純な形をしています。
また、小麦パンよりも焼き時間も長くなります。
ライ麦パンでは、発酵にイーストではなくサワー種を主に使います。サワー種は、小麦粉と水
からでも、ライ麦粉からでも作ることができます。
サワー種の中には酵母だけでなく乳酸菌も生きているので、焼きあがったパンには独特の酸
味があります。
酸は雑菌の繁殖を抑え、また時間をかけて焼き固められた硬い外皮も、内部の水分の蒸発を
抑えるので、小麦のパンよりもとても日持ちが良くなります。
ライ麦パンは保存食に向いており、ドイツでは焼き上がり3日目くらいが一番おいしいと言われ
るくらいです。
小麦に比べ、ライ麦は、繊維質・ビタミンB・カルシウム・鉄分が豊富なため、とてもヘルシーな
パンになります。
繊維質が多いせいか、腹持ちもよく、血糖値の上昇がゆるやかな低GI食品です。
ただし、100%ライ麦パンはとても硬く焼きあがるので、日本では、小麦粉の中にライ麦を混ぜ
たり、ドライフルーツやナッツなどを入れて焼かれたものが菓子パンとして売られているのが一
般的です。
ドイツで食べられている本格的なパンとしては、れんがのようにずっしりしているプンパニッケ
ル(粗挽全粒粉で作り、低温で長時間(最低16時間とも)蒸し焼きにしたライ麦パン)フォルコル
ンブロート(粗挽全粒粉で作られたパン。小麦で作られることもあるが全成分を含まなければ
ならない)シュバルツブロート(ロッゲンブロートとも言う。型に入れて長時間かけて焼いたもの)
などがあります。
ダイエットにはパン食は向かないと思われがちですが、ライ麦パンなら安心です。たまには目
先を変えてライ麦パンを試してみると楽しくダイエットもできるのではないでしょうか。
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