

饅頭(マントウ)は、小麦粉に塩・砂糖・水・酵母を加えて発酵させた後、蒸して作る中国の伝
統的なパンです。
直径4cmから15cm程度の半球形、または生地を包丁で切り分けて6~7cmの短いかまぼこ型
に成形されたものが一般的です。
小麦粉を発酵させた後は、焼くパンがほとんどですが、蒸す製法は中国ならではのものでマン
トウは、中華蒸しパンと呼ばれることがあります。
マントウは、かつては具を入れたものもそう呼ばれていましたが、現在は中身のあるものは、
包子(パオズ)と呼び区別するのが一般的です。包子と呼ばれるものには小籠包や広くは水餃
子も含まれることがあります。
日本の饅頭の起源だとか中華まんはマントウのことだ、と言われることもありますが、いずれも
現在の中国では包子に分類されます。
華北や東北地方は寒冷地で、米の栽培には適しませんが、麦の栽培には向いていたため、昔
から伝統的に麺類かマントウを主食にしてきました。華中・華南になると、主食は米に変化し、
マントウは点心として、より小ぶりのものが食べられます。
中国の小麦生産量は世界一ですが、そのおよそ8割がマントウに消費されるといいます。
マントウは中国全土で大変親しまれているパンなのです。
マントウの生地を折りたたんだり、切れ目をいれたりして成形し蒸したものを花巻と言います。
一手間かけることで、シンプルなマントウが、見た目も楽しめる菓子パンに変身し、食卓を華や
かにしてくれます。
マントウはそのままでもふんわりもちもちとして美味しく食べられますが、割ってサンドイッチに
しても、練乳をかけて甘いお菓子にしても、花巻にしても、包子にしても、美味しくいただける万
能パンです。
日本に渡り饅頭になったように、中央アジアやトルコなどでもマントウに類似する料理がありま
すが、その広がりも納得の、シンプルで飽きのこない、アレンジも楽しいパンなのです。
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