「パン作りで利用される材料について」
■イースト
イーストは、パンを作るときには絶対に必要な材料です。
イーストは、植物に 属する菌類の微生物で、生地中の糖類(でんぷん、砂糖、ブドウ糖など)
をアルコールと炭酸ガスにかわり「発酵」されるのです。
このとき発生する炭酸ガスによってパン生地が膨らみ、発酵により、風味のあるパンとなるの
です。
イーストの種類は、生イースト、ドライイースト、インスタントドライイーストがあります。
・生イースト
パン用酵母を純粋培養して圧縮したものです。
冷蔵庫で約2週間くらい保存できます。
・ドライイースト
生イースト製造の最終段階で乾燥させて顆粒状にしたもので、使用前に5〜6倍の水でも
どして から利用します。
・インスタントドライイースト
粉に直接混ぜ込んで使用できる細粒状のドライイーストです。
※イーストが活動できる適温は、25〜35℃。4℃以下では活動を停止し、60℃を超えると
死滅します。
発酵時の 温度監理や仕込み水温に注意が必要です。
■食塩
食塩は、塩味と香味に関わり、パン作りには重要な材料です。
また、塩には生地を安定させ、生地中の雑菌を抑制する効果があります。
食塩を入れなくてもパンを作ることはできますが、香りが悪く、無味で美味しくないパンとなっ
てしまいます。
■水
水は、パンを作るときの基本材料です。
パンを作るのに適した水は、やや硬水で、弱酸性。(アルカリ性水で パン生地を作ると、パン
生地発酵や秒長に直接的に影響を与えてしまいます。)
また、イーストが弱酸性で、よく働いてくれるからです。
また、酸性の強すぎる水でパン生地を作ると、パン生地の 酸度を増し、発酵を著しく促進させ
てしまいます。
日本の水は、パン生地に影響を与えるほど、鉱物質を 含んでいないので、パン作りには影響
がないと思われる。
■砂糖
砂糖は、パンに甘味をつけるほか、イースト自身の栄養源となるので発酵を助けてくれます。
また、パンに焼き色をつけてくれます。
焼きあがったパンは、砂糖の保湿性によって水分が蒸発しにくくなるため、老化防止の効果
があります。
パン作りには上白糖パン作りに向いています。
■油脂
バター、マーガリン、ショートニング、ラード、オリーブオイル…
油脂の 味や風味がパンに直接反映されます。
油脂には、生地に味や風味を加えるだけでなく、伸展性ををよくする 役割もあります。
伸展性のよいパン生地は、オーブンの中でもよく膨らみます。
そしてボリュームが大きくなれば、オーブンの内でのパンの火通りも良くなり、焼きあがった
パンがふっくらと香ばしく焼きあがります。
油脂の配合が多いパンは比較的日保ちがします。
■牛乳
牛乳に含まれる糖質が、パンの表面に鮮やかな焼き色をつける働きをします。
パンの香りや風味もつけてくれます。









